1.待ち受け画面
「何、その写真」
6人同じ楽屋。
それぞれ違うことをしている中、俺と長野くんはソファで並んで座っていた。
しばらくは2人で談笑してたんだけど、不意に長野くんがケータイを取り出して、開いた。
ひょい、と覗いてみれば、
…アイス。
「なんで、待ち受けがアイス?」
バニラとか、チョコもそうだけど。
抹茶とかストロベリーもあって、5個くらいのカラフルなアイスが写ってる。
いくら、長野くんグルメでも。
待ち受けまで、食べ物にする?
「だって、かわいいでしょ?」
…
そっか。
長野くんのニコニコ笑顔を見たら、そう答えるしかなかった。
確かにかわいいもんね、うん。
でも俺初めて見たわ、食べ物待ち受けにしてる人。
他の人はどんなのにしてるんだろ?
食べ物にしてる人がいるんだから、もっと面白い待ち受けもあるかもね。
という訳で、俺は他の4人にも聞いてみることにした。
まずは。
「さっかもっとくん♪」
舞台の台本を書き書きしてる坂本くんに直撃。
「坂本くん、ケータイ見せてっ♪」
なんで、とウザそうな目でこっちを見る坂本くん。
慣れてるから俺はめげずに甘える。
「待ち受け、見せて♪」
すると坂本くんはほら、とケータイを開いて見せてくれた。
ウキウキとした気分で覗いたら。
「あれ、電源付いてないよ?」
「付いてるよ」
「え、だってこれ、」
「俺の待ち受けは真っ黒なの」
…
「なんだよ、その目は」
気づいたら俺は凄い目で坂本くんを睨んでいたみたい。
…いやだってそりゃ。
真っ黒ってあんたねぇ。
「一番つまんない」
「つまんないってお前…」
人の待ち受けに文句つけるな! なんて騒いでる坂本くんは放って、俺は岡田の隣に座った。
「…ウザい」
え、俺まだ何にも言ってないのに准ちゃん、そりゃ悲しいっす。
でもでも負けないよっちゃんは、坂本くんと同じテンションで待ち受けを聞いた。
岡田は、サッとケータイを差し出してくれて。
覗いてみたら。
「さつま。」
岡田が飼っている犬の、顔アップだった。
「普通やろ」
俺が言う前に、岡田はあっさりと言ってのけた。
うん、一般的だね。
俺は静かに、その場を立ち去った。
みんな個性があるもんだなぁ。
でもやっぱり、長野くんの待ち受けが一番だな。
そう結論づけて、俺はまた長野くんの隣に戻った。
…あ、ちなみに俺の待ち受けは、坂本くんの変顔ね。
普通でしょ? うふ。
コレ書いて、改めて自分のギャグセンスの無さに気づきました(今更)。
面白くなくてごめんなさい(あは)
初めての現実設定、とっても緊張いたしました;
これからも随時更新していきたいと思います!
ちなみに、剛ちゃんと健ちゃんの待ち受けは、
剛ちゃん→最初の設定のまんま。
健ちゃん→愛犬ブルーとJの写真。
…のつもりです(汗)
※分かっていると思いますが、ここで書いたメンバーの待ち受けは、全て架空でございます。
2010.2.7